【投資の極意を学ぶ】投資を始めた人に読んで欲しい本の紹介Part2

こんにちは!みつぼしです!
今日は「投資の極意を学ぼう」な書籍紹介第二弾!
第二弾はベタ中のベタ、バフェットさんの本です!

バフェットからの手紙 第4版

バフェットからの手紙 第4版 

ローレンス・A・カニンガム  (著)

やっぱり世界で一番株式投資に成功している投資哲学は外せないと、この1冊をチョイスしました。

バフェットさんの本は何冊か有名なのがあるのですが、そのうちの一冊「バフェット 伝説の投資教室」は、
1956年から1970年の間、若きウォーレン・バフェットが投資家に宛てた手紙をまとめたものに対し、
こちらはバークシャー・ハサウェイ社年次報告「会長~バフェット~からの手紙」36年分をまとめたもの。

第4版というので、もちろん第1版から出版されているのですが、第4版は第3版と比べると2012-2014年度の手紙が第2, 4, 9章に加筆されてるそうです。

第9章は、バークシャー50周年とその後について語ってますので、バークシャーの動きに興味ある人は9章から読んでもいいかもしれません。
経営、投資、財務、会計における簡潔かつ有益なマニュアルとなっている一冊ですので、
どちらかというと経営者向けの内容が多い印象ではありますが、

変わらない「企業運営」と「投資哲学」を現代の環境で再確認できる一冊ではあるでしょう。

変わらない「企業運営」と「投資哲学」を現代の環境で再確認できる一冊

バークシャー・ハサウェイの投資哲学

バフェットさんが経営する投資会社であるバークシャー・ハサウェイの投資哲学を端的にまとめますと、以下の通りです。
  • 長期的に見て少なくとも一株当たりの市場価格がそれに見合って増加すると考えれば、収益を留保して再投資に回す。

  • 積極的に負債を抱えることはせず、保有株式を売る時はそれに相応したメリットが得られる時だけ。

  • 真の経済的利益を不明瞭にする会計習慣のからくりを見抜いている。

投資家が見積もるべきリスクとは

  • 企業の長期的経済的特性を評価できるという確信
  • 企業の持つ潜在力を生かし切る能力やキャッシュフローをうまく利用する能力の両面で、経営者を判断できるという確信
  • 事業で得た利益を自分たちより優先して株主に還元するという点で信頼がおける経営者であるという確信
  • 企業の買い付け価格
  • 予想される税率とインフレ率、それによる総収益から投資家の購買力である収益が目減りする度合い

「株価は常に正確にファンダメンタルズを反映し、唯一のリスクはボラティリティであり、
そしてそのリスクを管理する最善の方法は分散投資である」という世界標準教養だと信じられていた理論を、
バフェットは「完全な効率的なマーケットは存在せず、ボラティリティとリスクを同等に扱うことは事実の歪曲である」と現代金融論を一蹴してしまっている点はちょっと目から鱗でした。

そんなバフェットの株式投資で勝つ秘訣は実にシンプル。

「現代金融論や市場に関するその他の見掛けばかりの高尚な理論は無視して、投資し続けろ。」

多くの人にとって、最良の策とは、インデックスファンドに長期投資をすることかもしれないし、

企業を合理的に分析することかもしれないが、こうした考えに基づくならば、考えなければならない重要なリスクはベータ値やボラティリティではなく、投資による損失の可能性である。

つまり、この種の投資リスクを算定するには企業の経営陣・製品・競合他社や債務について考えることが必要だが、
企業における長期的な経済特性は、経営陣の質と誠実さ、将来のインフレの水準である。

…という考えが、バフェットの投資哲学のようです。つまり、

市場のボラティリティだとかそんなものはリスクではなんでもなく、
株は買ったら売らずにずっと持っておくべきだし、
10年20年先の、さらに言えばもっと先の未来永劫利益を出し続ける素晴らしい経営を行うCEOのいる企業の株を買うべき

ということです。

じゃぁ、そういった企業を見つけるためにはどうすれば良いか、というシンプルな質問には、
「多くの利益を手中に収めるには、慎重な事実の分析とたゆまざる鍛錬が必要」とのこと。

若きバフェットがどうやってそういった数珠の銘柄を見つけてきたかというと、
ムーディーズ・マニュアルに掲載された企業を一つ一つ丹念に分析した成果らしく、
一定の量的努力は絶対的に必要であるのは言うまでもない事です。

さらに言えば、私が証券会社に入社して先輩から口酸っぱく言われていたことに、
「投資先に良い企業を見つけたいなら決算報告の動画を見ろ」
と言われていました。

教えられたときはピンときてなかったんですが、
これって、「未来永劫投資先に選ぶCEOの雰囲気や言動を生で見ろ」
って言われてた事なんだな、と。

投資を行う企業のトップがどんな人で、どんな哲学を持っていて、どんなところを目指しているのか。
確かに、本人を見ずして、判断なんて出来ません。

投資の神様が言ってた事って、このことか…!!

と、今なら理解できます。

会計について

会計についての理論で記述があったところを少し紹介しときます。
ウォール街理論:営業利益 + 非現金費用
バフェット理論:営業利益 + 非現金費用 - 企業が事業を継続するために必要な再投資額 =株主利益

つまり、単純に営業利益の増減だけでは無く、今後事業を続けるために必要な経費を念頭に置いておかないと痛い目を見るということ。

営業利益を見ると時のポイント=株式の市場価値は内在価値で見る

①企業の背後にある経済的実体を評価するに際しては、のれんの償却費用は無視すべき
その企業が無借金であったと仮定した場合、のれんの償却費を無視しして、
有形固定資産当たりいくらの利益を上げているかを見ることがその企業の経済的な魅力を測る最良の方法だから。

②企業買収が賢明であったかを評価する際にも、のれんの償却費は無視すべき
のれんは永遠に償却前の取得費によって評価すべきだから。

営業利益についてのポイントは、企業買収をする経営者の目線でのアドバイスですが、真の価値を見出すには、のれん償却費等に惑わされるべからず、ということでしょう。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。
いや、この一冊は確かに「投資で大事なことは何か」を教えてくれる一冊ですので、
投資を始めようと思った人は読むべきです。必読。

そして、投資初心者は最初、インデックス投資から入るのが無難なんですが、
インデックス投資をした後、個別株に興味を持ち始めた人が一番最初に読む教科書にしてほしいレベルで良書でした。

というか、読むと個別株投資がしたくなる。
そんな本です。

以上、私の書評が誰かの役に立てますよう、祈っております。

バフェットからの手紙 第4版 (ウィザードブックシリーズ))
ローレンス・A・カニンガム (著)
単行本:¥2,200円/電子書籍:¥1,500円 (2022年4月3日調べ)