会社員の給料の内訳、理解してる?ざっくり図解で解説【手取りをあげよう】

今年もフレッシュな風が吹く季節がやってきました。
新しく社会に出た皆様、おめでとうございます。
私は社会人11年目になりました、どうも、
みつぼしです。

社会人になるのは大変ですが、楽しみなのはお給料をもらうことですよね。
給料明細をもらったら、いったいいくら手取りでもらえているのか確認をすると思いますが、
給料の内訳、社会保障費や税金がどのくらい引かれているのか確認していますか?

仕事のことは先輩が教えてくれますが、
「自分の給料のこと」については実は誰も教えてくれません。
給料の内訳って意外に全部を理解してる人は少ないです。

ですが、これはとてもリスクがあることです。
あなたに支払われている給料の内訳に無頓着なままでいると、
将来あなたの資産形成の機会を失いかねません。

 

この記事では給料の内訳について、つまり支払われる給料から引かれる社会保障費、
そして税金の種類を解説しています。

自分の給料から引かれているものの内訳を正しく理解し、
どうしたら支払う税金を少なくして手取りを増やすことが出来るのかを、ざっくりと学ぶことができます。
最低限の知識を頭に入れて、将来への布石にしてください。

給料の内訳きほん①自分の給料から引かれている社会保障費を把握しよう

給料の内訳図解
会社員の給料の内訳をざっくり図解。細かい解説は下の記事をご覧ください。

\ まず給料から引かれる社会保障費 /

  • 健康保険
  • 年金
  • 雇用保険
  • 介護保険(満40歳から)

給料から引かれているもの①健康保険

医療を平等に安価に受けるために払っているお金。

給料の内訳図解-健康保険

健康保険を支払っていると会社から「健康保険証」がもらえ、医療費が3割負担でOKになる。
会社員が加入する健康保険には「組合健保」と「協会けんぽ」があり、独自の給付を行っていることも。
保険料の決定は入社した時の給料の等級で決まる。(標準報酬月額)

目安:大卒初任給の平均206,700円を受け取っている人:17等級=9,900円(本人の負担額)

健康保険料は本人と会社で折半するため、
本来17等級の保険料は19,800円ですが、個人が支払うのは半額の9,900円のみです。

給料から引かれているもの②年金(会社員は厚生年金)

将来年金を受け取るために払っているお金。

給料の内訳図解-年金

(厳密にいえば年金制度は積立方式ではないのでこの表現は不適切なのですが、
年金を受け取るためには10年以上の納付が必要で、
満額もらうためには40年全ての期間においての納付が必要になるため、こういった表現を用いています。)

納付金額の決定は、考え方は健康保険と同じ。

目安:大卒初任給の平均206,700円を受け取っている人:14等級=18,300円(本人負担額)

厚生年金も本人と会社で折半するため、
本来14等級の保険料は36,600円ですが、個人が支払うのは半額の18,300円のみです。

給料から引かれているもの③雇用保険

失業した時・育児休業中の給付をもらうために払っているお金。

給料の内訳図解-雇用保険

保険料は賃金の0.9%(2022年4月から値上げ。0.95%→22年10月~1.35%)

目安:月収30万円を受け取っている人:900円→1,500円

社会保障費まとめ

以上の給料から引かれているものは、総じて“社会保障費”と呼ばれるものです。

あなたに支払われる総支給額から、まず社会保障費ががっつりと引かれます。

図にも書きましたが、1/2と赤丸で書かれたものがありますね?
このふたつの社会保障費は、あなたと会社が折半して払う社会保障費です。

会社員に属する最大のメリットはここ。
社会保障費の半分は、あなたではなく会社が払ってくれているのです。

給料の内訳きほん②自分の給料から引かれている税金を把握しよう

給料からがっつり引かれる社会保障費について覚えたら次は税金です。
税金は、給料から社会保障費を引いて残った課税金額からそれぞれ複雑な計算を経て決定されます。

会社勤めの正社員の給料から引かれる税金は2種類。

\ 給料から引かれる税金の種類 /

  • 所得に対して課される所得税
  • 自分が住んでいる地方自治体に支払う住民税

給料の内訳図解-税金

給料から引かれるもの⑤所得税

自分の所得に対して課される税金

所得税は国に治める税金で、税率は課税所得金額によって異なります。

ややこしいのは、この「課税所得金額」は、
1月~12月の1年間のすべての所得で計算されること。

毎月の給料ベースではなく、
年間の給料ベースで計算されるんですね。

そして、このすべての所得から所得控除を差し引いた金額が、「課税所得金額」となります。

給料から引かれるもの⑥住民税

自分が住んでいる地域に支払う税金

所得税が国に治める税金なら、住民税は自分が住んでいる地方自治体に治める税金です。

税率は10%。
所得税が収入によって変動する税率に関して、
住民税は一律のパーセントなので、
低所得層に負担が大きい税金になります。

さらに言えば、
所得税が現年の所得に課せられるのに対し、
住民税は昨年の所得に課されます。

ゆえに、1年目の新卒時には住民税がかからないため(昨年は学生でしたもんね)、
1年先輩の給料より手取りが多くなるのです。

ちなみに計算方法は、所得税同様、
すべての所得から所得控除引いた金額「課税所得金額」に10%の税率がかけられ、
そこから税額控除の額が引かれた金額に
地方自治体によって異なる均等割額が足された額が
治める住民税の額になります。

みつぼし
給料から引かれるものばかりで嫌になるわね…
ぴぃ
手取りが増える方法ってあるの?

給料の内訳きほん③税金を少なくするには控除部分を増やせ

ここまで読んできて、ピンとくる人はくるかと思います。
給料から引かれるものばかりの中で、
手取り部分を増やすには
「控除部分を増やせばいい」と。

現在、控除として認められているのは14種類。

  • 雑損控除 ←災害等にあった時に受けられる控除
  • 医療費控除 ←医療費がかかった時に受けられる控除
  • 寄付金控除 ←寄付をしたら受けられる控除
  • 社会保険料控除 ←社会保険を負担してたら受けられる控除
  • 小規模企業共済等掛金控除 ←個人事業主対象。確定拠出年金を支払ったら受けれる控除
  • 生命保険控除 ←生命保険に加入してたら受けれる控除
  • 地震保険控除 ←地震保険に加入してたら受けれる控除
  • 寡婦・ひとり親控除 ←シングルマザー・ひとり親が受けれる控除
  • 障害者控除 ←障害を持っていたら受けれる控除
  • 勤労学生控除 ←勤労学生なら受けれる控除
  • 配偶者控除 ←専業主婦・専業主夫が居る場合に受けられる控除
  • 扶養控除 ←扶養者となる子供や介護者等が居る場合に受けられる控除
  • 基礎控除 ←みんな受けられる控除

こうして一覧で見てみると、
五体満足で会社員に属する労働者が考えられる控除部分を増やす方法は限られます。

かといってすぐに結婚したり子供を作るのは難しいですよね。
ですので、新入社員が出来る対策としては、以下の通り。

\新入社員でもできる控除部分を増やす有力な対策/

  • 雑損控除
  • 医療費控除
  • 寄付金控除 ←ふるさと納税をする
  • 社会保険料控除 ←iDeCoに加入
  • 小規模企業共済等掛金控除
  • 生命保険控除 ←貯蓄型の生命保険に加入
  • 地震保険控除
  • 寡婦・ひとり親控除
  • 障害者控除
  • 勤労学生控除
  • 配偶者控除
  • 扶養控除
  • 基礎控除

手っ取り早く控除部分を増額するには①ふるさと納税をする

インフルエンサー達がしきりに言っている
「ふるさと納税しろ」は、

特産品がもらえる上に寄付控除に出来るため
ふるさと納税は極めて節税効果が高い方法であるためです。

特産品の中には価値のあるものが多く、
自分が出したお金以上のリターンもあり、その人気の高さをうかがえます。

\ 気になる人はチェック ふるさと納税のこと /

手っ取り早く控除部分を増額するには②iDecoに加入

iDecoとは、確定拠出年金法に基づいて実施される私的年金のこと。
つまり、自分で作る年金のことです。

掛けた金額は社会保険料控除として控除に入れることが出来ます。
自分で年金を用意できて若い時の所得控除に計上できる、めちゃくちゃいい制度です。(力説)

手法としては、iDecoを提供する証券会社等の金融機関で投信を買い、
積立て方式で運用して年金を作っていく制度です。

iDecoをする=投資をする
と意味合い的には同義です。

投資とかやったことないからハードル高いんだけど…
と思うと思いますが、これも断言します。
投資はやったほうがいいです。

以下の記事で詳しく説明していますので、
気になる人はチェックしてみてください。

\ 気になる人はチェック iDecoのこと /

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イデコメリット解説

手っ取り早く控除部分を増額するには③貯蓄型の生命保険に加入

生命保険に加入すると
その保険代として支払った保険料は
控除することができます。
(ただし、全額じゃないです)

自分がいつ病気や事故をするかに備えるための保険ですが、控除部分目当てでただ掛け捨て型に加入するのはもったいないので、
自分がかけた保険料分が最低限還ってくる可能性のある貯蓄型の生命保険をおススメします。

\ 気になる人は相談してみよう 保険のこと /

実際に私は新入社員のころ
「外貨建て利率変動型終身保険」に加入しました。

米ドルが70円時代に入った外貨建ての保険。
今年の円安&インフレ&金利高の世の中の情勢を鑑みると、
10年以上経った今、あの時入っててグッジョブ過ぎた…としみじみ思います。

まとめ

いかがだったでしょうか。
自分の給料のこと、内訳について理解できましたか?

この記事で紹介している節税方法は、最初にまず自分でお金を出す必要があるので
給料が低いうちは難しいかもしれませんが、
将来のことを真剣に考えている
「ちょっとできる人達」は
ほぼ、全員やってます。

先進国の中で給料の増えない国、日本。
その中で働いて生きていくには、様々なことを学んで、
取り返すところは取り返す方法を実践しなくてはなりません。

今はぴんと来なくても、ちゃんと知って、
行動できる大人になってください。

この記事が、あなたの社会人スタートが実りのあるものになれれば幸いです。