freeeとマネーフォワードどっち?個人事業主におススメなのは【ガチの比較検討】

記事内のリンクには広告を含みますが、記事内の感想・意見は全て正直に書いています。ご参考になれれば幸いです★★★
freeeとマネーフォワード どっち?比較記事

クラウド会計ソフトとして有名なfreeeとマネーフォワード。

個人事業主やフリーランス、小規模事業を検討している方はどっちの会計ソフトを導入するか迷いますよね。かくいう私も、会計ソフトを検討するうえでどっちにしようか迷った経験があった者です。

私は個人事業主として23年9月より活動しているフリーランスです。

この記事は、23年から個人事業主活動を始める際にどっちにしようか比較検討した経験と、
両会計ソフトのメリット・デメリットをまとめた記事です。

単純にユーザー視点からの比較検討した記事ですので、誤った内容があるかもしれない点はどうぞご了承ください。もし、誤った内容があれば、サイドバーにあるXアイコンよりX経由にてご指摘いただけるとありがたいです。

皆様の会計ソフトの導入で迷われている方の参考になれれば幸いです。

目次

結論:筆者はfreeeとマネーフォワードの会計ソフトどっちを選んだか

結論から申し上げますと、この記事を書いている人はどっちのクラウド会計プランを選んだか。

ずばり、マネーフォワードMEです。
理由としましては

  • 筆者が小規模事業者でない個人事業主だから
  • ある程度のデータさえ落とせれば自分で書類は作れる知識はあるから

この2点です。
どういうこと?と思うかもしれませんね。

その理由は以下に詳しく比較記事にしていますのでご覧ください。

freeeとマネーフォワードどっち?比較検討3項目

  • 企業規模の比較
  • 料金の比較
  • 両会計ソフトのメリット・デメリットの比較

企業規模の比較

企業規模でfreeeとマネーフォワードを比較すると、マネーフォワードの方が企業的には大きい組織です。

クラウド会計ソフトの申込数で比べてみても、個人事業主・法人での申込数を比較してみても、マネーフォワードの方がfreeeの約2倍の申込者数があることが分かります。

小規模法人の申込数でも見ても明らかにマネーフォワードの方が申込数が多いです。

スクロールできます
freeeマネーフォワード
個人事業主法人個人事業主法人
クラウド会計部門の申込数292,000件159,000件583,000件543,000件
時価総額約1,600億円約3,100億円
従業員数1,299名(23年6月末連結)2,148名(23年11月末連携)
対応金融機関数約2,600社以上
freeeとマネーフォワード企業規模の比較 23年に掲載されたIR資料より抜粋

21年~22年のクラウド会計ソフトでのシェアNo.1はfreeeでしたが、

23年の両会社の決算説明書を見るに、会計ソフトシェアNo.1はfreeeではなくマネーフォワードが獲得しております。freeeはシェアNo.2に落ちていますね。

料金の比較

freeeとマネーフォワードは料金的に比較するとどっちがお得でしょうか?

freeeとマネーフォワードは「会計クラウドサービス」といえばこの2社、と言われる筆頭2社ですが、両サービスのサービス内容はターゲット・サービス範囲の部分で違いがあります。

その違いについて料金とともに見ていきましょう。

個人事業主向けプランのfreeeとマネーフォワードの料金比較

freee
スターター

無料あり
1,480円/月
11,760円/年

このコースでできること
納品書作成
確定申告書類の作成
書の作成
freeeスターターの詳細

マネーフォワードME
個人向け

無料あり
500円/月
5,300円/年

このコースでできること
確定申告に役立つデータDL
マネーフォワードMEの詳細

まずは個人事業主向けのプランとしてはどっちが良いのか判断材料となる項目を比較していきます。
個人事業主向けのプランとしておススメなのは

  • freeeは「スターター」プラン、
  • マネーフォワードはクラウド会計ではない方、「マネーフォワードME」の方のプラン

以上の2つのプランをチョイスし比較していきます。

freeeもマネーフォワードも嬉しいのは無料体験コースがあること。
料金が発生するプランでは、freeeの方は月額ベースでみると1,480円/月。

一方マネーフォワードは月額ベース500円/月です。

料金的に見ると、マネーフォワードの方が安そうですね。
ですが、この比較をする際には、両プランが出来る事まで比較した方が良いでしょう。

freeeの方は料金的にはお高いのですが、そのプラン内容には

  • 確定申告用書類の作成
  • 見積書・請求書・納品書の作成
  • 消費税申告書類の作成

これらの事務作業がfreee内で完結するプランになっています。

一方、マネーフォワードの方は、各金融機関との連携・データをcsvで1年分ダウンロードする等の作業は可能なのですが、データを申告用の書類に落とし込む作業はしてくれません。

みつぼし

申告用の書面は自分で作成する必要があるわけね。

マネーフォワードMEの上位交換である「マネーフォワードクラウド」では、会計業務全般の業務ができるプランになっていますが、個人事業主プランではなく、明らかに小規模事業者向けのため、個人事業主プランでは比較しておりません。

自分で申告書を作成しないといけないのはしんどいかも?

みつぼし

…と思われますが、私の知り合いで漫画家として個人事業主登録をしている人は、マネーフォワードMEのデータをそのまま税理士さんにお渡しして、税理士に書類を作成してもらっているようです。

なるほど。助言をしてくれる人がいる・自分で分かる人は月額料金の低いマネーフォワードMEで十分かもしれません。

税理士料がもったいない個人事業主は、少し高いけどfreeeの「スターター」プランでやってみた方がいいかもしれませんね。

小規模事業者向けプランのfreeeとマネーフォワードの料金比較

freee
スターター

無料あり
1,480円/月
11,760円/年

このコースでできること
納品書作成
確定申告書類の作成
書の作成
freeeスターターコースの詳細

マネーフォワードクラウド会計
小規模事業者向け

無料あり
3,980円/月
35,760円/年

このコースでできること
納品書作成
決算書の作成
マネーフォワードクラウド会計小規模事業者向けコースの詳細

小規模事業者・スモールビジネスを行う組織を対象にしたクラウド会計プランを比較してみます。

この小規模事業者の定義ですが、この比較記事では3名以下の人数で事業を行う場合に限定して比較します。

freeeのプランは「スターター」の上位交換である「スタンダード」プランを。マネーフォワードの方は「マネーフォワードクラウド」の小規模事業者向け・スモールビジネス向けプランです。

料金で比較してみますと、
freeeは月額2,680円/月。
マネーフォワードは3,980円/月です。

料金はマネーフォワードの方が高くなりますが、会計だけでなく総務的な事務処理もクラウド会計アプリで出来てしまうところが売り。

例えば、

  • 経費精算(経理)
  • 債務支払い(経理)
  • 勤怠管理(総務)
  • 給与管理・明細作成(総務)
  • 年末調整(総務)
  • 社会保険に係る書類作成(総務)

これらの機能がマネーフォワードクラウドにはついてきます。

みつぼし

給料明細や社会保険料の書類とか自分で作ろうとするとめちゃくちゃ大変なんですよ!それを作成してくれるのはありがたい…!

一方、freeeのプランの方は、決算書の作成機能など会社事業体として必要書類を出してくれるのと消費税の申告書を作成してくれるところがポイントですね。

マネーフォワードでは、消費税の申告書作成はさらに上位交換である「中小企業向け(月額5,980円/月)」でないと作成してくれません。

さらに、利用人数が4名以上の組織になる場合、4名からは諸々の使用項目がすべて従量課金制になります。

人数が増えれば増えるほど経費が増えていく…!

そうなんです。
中小企業向けプランとしての比較は以下に置きます。

みつぼし

人数が4人以上になる組織は、人数規模がどのくらいまで伸びるのかを考慮して検討しないといけないかもしれませんね。

一方、freeeのプランの方は従量課金制ではないですが、総務的な事務処理に関して別途別サービス(freee人事労務やfreee開業など)を検討する必要があるわけです。

会計はfreee、でも総務系は別のクラウドサービスも検討したい人にはいいけど、あっちこっちの契約になってしまって収集がつかなくなるなら、最初からマネーフォワードでまとめて契約、というシンプルな方法を選ぶのも手ですね。

この辺の両プランの差を踏まえて、あなたの組織はどっちのプランが最適かを検討した方が良いでしょう。

freeeとマネーフォワードのメリット・デメリットの比較

この章では、freeeのメリット・デメリット、マネーフォワードのメリット・デメリットを単純に並べ、どっちとものクラウド会計システムの良いところ悪いところを述べています。

freeeのメリット・デメリット

メリットデメリット
プランがシンプルで分かりやすい。
個人事業主で収まる人にはベストチョイス。
自動仕訳機能が便利。
総務的な事務処理は別途別契約(freee人事労務など)となる。
freeeのメリット・デメリット

マネーフォワードのメリット・デメリット

メリットデメリット
無料版でも金融機関5社までなら使える。
自動のカテゴリー分類機能が便利。
レシート読み取り機能が便利。
csvでデータを落とせるしアプリで分析もしてくれる。
会計だけでなくオールインワンパッケージが魅力。
個人事業主から小規模事業、中小企業と組織が拡大した時も見直せる魅力的なプラン内容がある。
本業の源泉徴収の項目を入力する際、「ここの数字を入れればいいよ」と枠で囲んでくれるので分かりやすい。
5個以上の登録を超えるなら有料が必須。
個人事業主でMEのみの契約の場合、書類作成は個人作成となる。
上記のパターンで分からん人は税理士に頼んだりする必要あり。
マネーフォワードのメリット・デメリット

まとめ

以上が、freeeとマネーフォワードどっちがいいか?という疑問に対する比較検討の結果です。

最終的に私はfreeeとマネーフォワードの2つの会計ソフトを比較してみて、まだ売り上げがそこまでない個人事業主のためマネーフォワードMEをチョイスしましたが、

この先どんどん売り上げを増やしたい、人も雇っていきたい小規模事業者からスタートアップを目指す人は、もっと上のランクのコースまで検討してみてください。

皆様のビジネスのお役に立てれれば幸いです。
個人で頑張る皆様、がんばっていきましょう!

freeeとマネーフォワード どっち?比較記事

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この記事を書いた人

1歳半を育てながらフルタイム勤務で働く34歳ワーママ。専門は金融商品の組成業務と財務会計系。MicrosoftのofficeとApple製品マニア。フルタイムと副業と子育ての両立実践中。

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